3月20日。

毎年やってくる退館予定者が旅立って行く最後の日。

今年は特に…。

 

2020年、新入館者を迎えるべく、当館スタッフ、そして居室整備のために多くの職人さんたちが汗水ながした3月下旬。

しかし、在館生達も当館から逃げるように実家に帰省し、59名の新入館者は誰一人として当館の門をくぐる事はありませんでした。

4月、我々スタッフと、実家に戻る事を許されなかった約50名の在館生のみの生活が始まりました。

5月、「ステイホームクッキング」と題して、地下キッチンコーナーでプチお料理教室を開催しました。

ちょうどその頃、カテリーナの上空に航空自衛隊“ブルーインパルス”が飛行しました。

 

7月、マスクとシールド着用で「夏祭り」を開催。

 

2021年の秋から、改修工事のため浴槽が使えない時期がありました。

年が明けて2022年冬には、これまた改修工事のため・・・ほぼ工事現場と化した脱衣室。

 

いろいろあった4年間。

2020年4月入館者59名全員ではありませんが、最後まで在館してくれた数十名の門出の日がやってきました。

「うまくいかない時に、それでも続ける努力を“底力”って言うんだよ」

笑顔を絶やさぬよう前向きに学生生活を送った皆さんを、私は誇らしげに思います。

 

社会に出ても、頑張れ！！

見せてやれ、底力！（某CM）

YouTubeを見て、熱いものが込み上げてくるのを感じた館長でした。